LTCN-OPとは、世界最大の仮想通貨投資信託Grayscale Investments(以下、Grayscale)が提供する上場投資信託商品Grayscale Litecoin Trust(LTCN)のオプション取引が可能になる商品です。
Grayscaleは、米国証券取引委員会(SEC)へ報告会社として登録されている数少ない仮想通貨関連企業として、14種類の投資信託商品を取り扱っています。LTCNはその商品の1つです。
2018年3月1日より提供が開始されているLTCNは、Litecoin(LTC)による価格変動の影響を受けつつも、ユーザーによる仮想通貨の購入、転送、保存や個人アカウント、ウォレット、秘密鍵の管理を不要にするメリットがあり、安心感を提供します(Coinbase Custody Trust Companyにて、オフラインストレージまたはコールドストレージで厳重に管理されます)。
また、通常は大口投資家が市場でLTCを購入する場合、市場価格に大きな影響を与えます。しかし、GrayscaleではLTCNの注文を取引所および店頭取引(OTC)で処理し、「TradeBlock LTX Index」に基づいて、平均価格で提供しています。
このLTCNの受益権を売買できるようにしたものが、LTCN-OPです。
LTCNはLTCの市場価格連動するように設計されている上場投資信託商品です。
つまり、LTCNにとってはLTCの価格が非常に重要となってきます。
ただし、LTCNとLTCは1対1で連動しているわけではありません。言い換えるならば、価値の源泉はLTCであるものの、仮想通貨と投資信託の株式の価格にズレが生じる可能性があるということです。
Litecoin(LTC)とは、Googleのエンジニアであったチャーリー・リー氏によって発案され 2011年10月に誕生した仮想通貨です。
デジタル・ゴールドと呼ばれるBitcoin(BTC)に対して、LTCはデジタル・シルバーというポジションを確立しました。
また、LTCはBTCの欠点を補うことを目的に開発が進められてきました。
Grayscaleが提供する上場投資信託商品LTCNは、米国で5億ドル以上の資産を証明した機関投資家に対して販売されました。
大口の機関投資家が持っているニーズは、マーケットの価格を変えずに証券を流動化させたい、というものです。LTCN-OPは、「ディスカウントしても良いから今すぐ現金にしよう」という機関投資家の資金調達ニーズに応える商品です。
LTCN-OPでは、1シェアあたり100ドルでユーザーに受益権を販売しているため、LTCNを市場価格よりも安く購入することができます。
ただし、安く買われたものを、すぐに市場で売却されては市場が壊れてしまうため、12ヶ月間のロックアップ後に売却可能となります。
また、市場価値より大幅に安くなるため、ユーザーは購入した受益権を売却する際には、20%の売却手数料が発生します。
オプション取引とは、金融商品のデリバティブの一種であり、ある原資産について、あらかじめ決められた将来の一定の日又は期間において、事前に定めた権利行使価格で取引できる権利のことです。
株式保有に伴う議決権などはありませんが、値動き(売却価格)による利益を100%受け取る権利を持てる商品があります。それがLTCN-OPです。
LTCNの受益権(LTCN-OP)購入者は、12ヶ月間のロックアップ解除後には任意のタイミングで売却することができます。しかし、12ヶ月後に必ずしも売却しなければならないわけではありません。保有するのか売却するのかは、その人次第です。
また受益権購入者は、あくまでLTCNの株を売買するのではなく、損益のみを売買する権利、それがLTCN-OPです。
ここまでLTCN-OPについて説明をさせていただきました。以下では、LTCN-OPを購入するメリットとデメリットについてまとめます。
LTCN-OPを購入するメリットは以下です。
LTCN-OPを購入するデメリットは以下です。