DeFi(Decentralized Finance)とは、ブロックチェーン上に構築される金融サービスやエコシステムの総称であり、日本語では「分散型金融」と呼ばれています。
サービスやエコシステムの管理者を必要とせず、仲介業者を必要としない金融取引を実現します。一方で、組織や企業によって管理される金融サービスは、CeFi(中央集権型金融)と呼ばれています。
CeFiと比較した時、DeFiがより優れている点は、主に4つあります。
たとえば、お金を相手に振り込んだり実際に取引をする場合、CeFiでは銀行や取引所、郵便局等の仲介業者の介入が必要になります。しかしDeFiでは、ブロックチェーン上のスマートコントラクトを通じて仲介業者がいなくても振り込みや取引が可能となります。

CeFiでは仲介業者が複数介入することで、その分、余計な手数料が発生します。DeFiでは、仲介業者が存在せずユーザー同士で取引が可能であるため、手数料を安く抑えることができます(ブロックチェーンの混雑状況によっては、手数料が高額になるケースもあります)。

仲介業者が存在する銀行や取引所の場合、口座開設や新規登録等のサービス利用開始時には所得や信用情報に基づいた審査が発生します。しかしDeFiの場合は利用開始時における審査は存在せず、いつでも、誰であってもサービスを利用することができます。

ソフトウェア開発の現場では、モジュールと呼ばれるシステムの構成要素を組み合せ、新しいシステムを構築します。このように開発を進めることで、複雑なシステムであっても、開発コストと時間を削減することができます。この特徴をコンポーザビリティ(構成可能性)と呼びます。このコンポーザビリティは、DeFiにとっても重要なものです。

DeFiでは、スマートコントラクトをモジュールとして捉え、それらを組み合わせることで、複雑でありながら効率よく機能するサービスの開発が可能となります。この特徴からDeFiを「マネーレゴ」と呼ぶ人もいます。
この特徴は開発面だけではなく、運用面でもプラスに働きます。コンポーザビリティがあることで、これまでの既存金融では実現しなかったような、機能の相互運用や拡張などを柔軟に実施することができ、高い運用実績も狙える資産運用が可能になります。
CeFiには管理者がいるため、安全であると多くの人は信じています。しかし、必ずしも安全とは言い切れません。
CeFiには、サーバーへの不正アクセスやフィッシング詐欺、組織の内的要因によってハッキングや攻撃が行われるリスクがあります。実際に、中央集権型の取引所では、運営企業が十分なセキュリティ対策を講じていなかったことで多額の資産が流出する事態も発生しました。
DeFiでは、ブロックチェーンの分散台帳技術を用いて、データをインターネット上で分散管理しているため、上記のような、CeFiで顕在化しているリスクを回避することができます。しかし、DeFiでは資産の管理を自分で行う必要があり、資産に関わるトラブルは自己責任となる点においては注意が必要です。
DeFiを利用して仮想通貨の運用を行うメリットとデメリットについて紹介します。
DeFi運用をしているユーザーにとってもっとも馴染みがあるものが、分散型取引所(DEX)です。その中でも、特にUniswap(ユニスワップ)、SushiSwap(スシスワップ)、PancakeSwap(パンケーキスワップ)などがよく使われています。これらのDEXは、CeFiで利用されている中央集権型取引所とは異なり、24時間365日、いつでも取引を行うことができます。
DEX以外にもDeFi運用を目的に利用されているサービスとしては、レンディングプラットフォームのMakerDAO(メイカーダオ)、Compound(コンパウンド)などが有名です。
これらのサービスを組み合わせることで、ユーザーは仮想通貨同士の取引ができるだけでなく、仮想通貨を預けることで短時間で高い利回りを獲得することができます。獲得できる利回りは預ける仮想通貨とその量によって、大きく異なります。
少額からでも利回りを獲得することができる点はユーザーにとって大きなメリットといえます。さらに預け入れの開始と停止はユーザーの判断でいつでも可能です。
仲介業者を排除し、プログラムでの自動執行が行われるからこそ、運用に関わる資産トラブルや問題については、すべてが自己責任です。また、常に情報収集が必要になる点や、それに基づいた的確な判断が常に求められる点は注意が必要です。
当社では、イールドファーミング、流動性マイニング、レンディング、フラッシュローンなどの手法を用い、DeFiでの資産運用を支援しております。
DeFiでの資産運用で用いる代表的な手法を、いくつかご紹介いたします。
利回りのよいDeFiを活用し、効率的に利子を設ける運用手法です。DeFiに仮想通貨を預けることで、そこから利回りや手数料報酬を獲得することを目指す手法です。
仮に、DeFiの代表サービスであるEthereum基盤のCompoundへ100万単位のUSDT(仮想通貨の一種)を預け入れたとします。この時、投資家はcUSDTというトークンを受け取ります。
このcUSDTを流動性プールを提供するDeFiに預け入れると、取引手数料報酬を獲得することができます。
仮想通貨を預けることで利回りや手数料報酬に加え、プロダクトのネイティブトークンを受け取ることができる手法です。
流動性とは、特定の資産がどの程度取引しやすいのかを表す用語です。流動性が高いほど、資産のトレードを円滑に行うことができます。
たとえば、レンディングサービスであるCompound上でEthereumを借りたいユーザーいるとします。Ethereumを借りるためには、貸し出すためのEthereumがCompound上で提供されている必要があります。
そこで他のユーザーはEthereumをCompound上で貸し出すことができます。その対価として手数料報酬に加えて、Compoundが発行する仮想通貨「COMP」を獲得することができます。
このような仕組みを設けることで、流動性マイニングは、ユーザーのイールドファーミングへの参加を促進しています。
仮想通貨を借りたい人に所有している仮想通貨を貸し出すことで、見返りとして利息を獲得することができる手法です。
レンディングサービスを提供しているDeFiには、上述したCompound以外にAAVE(アーベ)などがあります。
Compoundと同様にサービスを通して仮想通貨の貸借が行われており、ユーザーは仮想通貨を貸し出すことで利回りを獲得することができます。
貸し出すことによって獲得できる利回りは、仮想通貨の種類によって異なり、レンディングサービスを提供しているDeFiサービスによっても異なるため、ユーザーは他のサービスと比較した上で選択する必要がります。
スマートコントラクトを利用し、1つのトランザクションで大量の仮想通貨を借りて返済することで仮想通貨を取得する手法です。
AAVEではDeFiサービスとして、フラッシュローンの提供も行なっています。
フラッシュローンでは、1つのトランザクションで仮想通貨を借りて返すのであれば、担保不要で数億円規模の資産を動かすことができます。
元々、DeFiサービス間でのアービトラージでの利用が想定されていたフラッシュローンでは、一度に大量の資産を動かすことができる点から様々な用途が想定されています。
ここで紹介した運用手法は、Ethereumブロックチェーンに限らず、Binance Smart ChainやSolanaブロックチェーンなどの他のブロックチェーン上のアプリケーションや、ブロックチェーンの機能を拡張する目的で開発されているサイドチェーン上でも応用されています。さらには、異なる複数のブロックチェーン間で仮想通貨を移動したり、利回りが高い仮想通貨に変換するなど、複数の手法を状況に応じて選択することが、よりよい運用結果を得る上で重要です。
これまでに述べてきたように、DeFiによる資産運用では大きな利回りが期待できます。しかし、それと同時にリスクも潜んでいます。それらのリスクを回避するための重要なポイントを3つ紹介いたします。
セキュリティを高めることの重要性は多くの人が理解しています。DeFi運用においては、資産を管理しているウォレットのパスワードや資産のアクセス権となる秘密鍵やパスフレーズの管理が非常に重要となってきます。そのため、パスワードや秘密鍵などを盗まれないための対策も重要ですが、それらを保管しているパソコンなどの故障を防ぐことも同程度に重要です。
DeFiはCeFiと違い、すべてが自己責任です。攻め(利回り)よりも守り(紛失や盗難)を強くすることが重要です。例えば、不特定多数の人が使う公衆Wi-Fiを使わない、DeFi運用時専用の端末を用意し、その端末では不要なインターネットサーフィンなどを行わない、といった対策が必要になってきます。
当社では、専用回線と端末を用いることで、パソコンが悪意ある人物から攻撃されるリスクを下げています。秘密鍵も複数人で管理するなど、セキュリティ対策に力を入れております。
初歩的なアドバイスに聞こえるかも知れませんが、仮想通貨アドレスやチェーンに関する基礎情報を理解しておくことは重要です。例えば、アドレスにはコントラクトアドレスやウォレットアドレスといったように用途が異なるアドレスが複数存在します。これらを混同して仮想通貨を送金した場合、資産紛失のリスクがあります。
また、仮想通貨にはプロジェクト毎に様々なブロックチェーン規格やサイドチェーンを採用しており、規格の異なるチェーンに対して仮想通貨を送金した場合、同様に資産紛失のリスクがあります。
資産紛失のリスクを下げるためには、送金先のアドレスや仮想通貨ごとに異なるチェーンの規格に関する情報を正しく把握し、正しいアドレス、正しいブロックチェーンに送金することが非常に重要となります。
DeFiは数字のゲームではなく、あくまでプロジェクトの発展に寄与することで報酬を受けとる仕組みで成り立っています。表面上の高いAPY(利回り)に騙されることなく、多くの人に利用され、世界にイノベーションをもたらすプロジェクトを選ぶことが重要です。
結果的にトークンも評価され価格が上がり、見た目のAPY以上の(逆に、悪いプロジェクトをチョイスした場合には見た目のAPYを大幅に下回る)利回りになることでしょう。
当社では、お客様に代わってDeFiの運用代行サービスを提供しています。
冒頭でご説明させていただいた通り、DeFi運用には様々なメリットとデメリットが存在します。
運用を行うにあたって大きなメリットが存在する一方で、デメリットも大きく、上述の通り、運用に関わるトラブルや複雑な手数料計算、リスク管理など頭を悩ませる問題が多く存在しています。
実際に仮想通貨の送信先アドレスを間違え(チェーン違いやコントラクトアドレスに対する送信など)、仮想通貨を紛失してしまった事例など、ユーザーにとっては障壁が高いのが現状です。
しかし、運用代行サービスをご利用頂くことで、運用に関わる資産トラブルや問題への対応が不要となり、複雑な手数料計算や利回り計算、リスク管理等を行う必要もありません。
また、イールドファーミング、流動性マイニング、レンディング、フラッシュローンなどを組み合わせ年率ベースで50~140%を目指します。運用状況についてもコントラクトアドレスや動画などで確認することが可能です。配当は毎月分配されます。
当社のサービスをご利用いただくにあたって、最終的に手数料として運用利益の30%を頂戴している点や100%儲けることができるわけではない点に注意が必要です。